“伴走型”
アプローチによる
中国展開支援

現地ニーズを熟知したパートナーとして、中国マーケット・商習慣などを踏まえ、クライアントの中国事業立ち上げ、既存事業の見直しと再出発をハンズオンで支援するサービスを提供します。

グローバリゼーションの進展により、日本と世界はよりシームレスにつながる一方で、劇的な外部環境の変化により、これまでの戦略やオペレーションを大きく見直すことを迫られています。多極化するグローバル市場において日本企業がプレゼンスを発揮していくためには欧米、アジア、中国など、各マーケットにおいて最適な戦略やオペレーションを構築することが求められます。

その中でも、市場経済化に端を発し、旺盛な消費、経済的な規制の緩和を背景として成長を続ける中国は、グローバルに事業を展開する日本企業にとって有利な国際市場であり、その付き合い方は特に重要となります。

一方で、中国マーケットはこれまで、コスト削減のための製造拠点という見方をされており、製造に係るノウハウが豊富な日本本社から中国に技術者を出向させることで、現地の生産をリードすることが出来ました。しかし、成長を続ける中国は、世界で最も大きな消費者市場であり、日本で実績のない商品やサービスを中国で提供できるいわばテストマーケティングの市場としての魅力も高まっております。

中国で展開するにあたり以下のような課題を抱えている企業も多くあるかと思います。

①中国市場参入・新規事業を立ち上げたいが、どうすればよいかわからない
②既に参入しているものの、事業展開がうまくいかず、どうすればよいかわからない
③現地で多くのチャンスがあるが、現地で事業開拓の人員リソース等が不足、本社の意思決定者に十分に内容を整理・お伝えでいないことでうまくいかない

当社の強みは日本企業が持つ課題に対し、現地の知見を活用した総合的な支援を行うことです。

グローバルビジネスの成功のカギは、事業マネジメントの充実に他なりません。現地の正しい情報に基づく市場理解による商品戦略、マーケティング戦略、調達や流通の戦略、それを支える組織構築といった様々な要素が複雑に絡み合いながら運営していかなければなりません。また、現地では急速な事業環境の変化に対応し、素早い意思決定の仕組みを組みこむことが求められてきます。

そこで、意思決定を行うにあたってカギとなるのはローカライゼーションです。現地における法規制、社会・ビジネス慣習、市場・業界・先進技術などの詳細な調査と分析は必要不可欠です。ビジネスのホットスポットに直接アクセスできるパイプを通じて、最新の情報を掴まなければなりません。こうした一次情報から得られるビジネスの成功に向けた示唆を導出することで、素早い意思決定を促すことで競合他社に対するビジネスチャンスをつかむことが出来ます。また、現地におけるオペレーションを強化し、商品・サービスを適時に、適切に提供する業務体制を構築すること、また何よりロジェクトの成功をリードする経験を持ったビジネスリーダーの存在が成功に不可欠な要素となります。

当社は、中国・アジアにおける人脈やネットワークを活用し、独自調査やヒアリングを行い、顧客の中国ビジネスの成功に向け、4つのステップで推進しております。

１　中国での新規事業機会の探索・事例調査、もしくは既存事業の環境分析
中国は広大な市場であり、大きなビジネスチャンスが広がっています。一方で、ビジネスの目的や勝ち筋が見えずに事業を行うことで、収益化に苦戦し、撤退する事例も多く広がっています。ビジネスの成功のためには事前の調査や市場環境分析により競合他社には簡単に模倣できない勝ち筋を見つけることが重要になります。
当社においては、有識者へのインタビューや現地とのネットワークを活用し、一次情報を入手します。また、現地で展開予定のサービスを実際に利用していただくことで、すでに市場に出回っている競合製品と比較し、強みを持てる領域であるかといった調査を行います。

２　新規事業のコンセプト設計とビジネスモデルの具体化・検証
勝ち筋を作るだけでなく、その勝ち筋を具現化していくために、オペレーションを構築していかなければなりません。そのためには、現地に最適化したオペレーションやサービス体制を提供することが求められます。実際に、当社は、これまで蓄積した新規事業のアプローチやビジネスモデル構築支援の知見を活用し、成功要因、失敗要因を分析しながら、中国におけるニーズとシーズがマッチしているかなどを分析します。分析結果から、日本企業はどのようなコンセプトで進めていくべきか、アプローチを検討するべきか。現地で「勝つ」ための最適なコンセプト、ビジネスモデルを設計します。

３　顧客とパートナー候補企業の導出及び交渉支援
現地での成功のカギのもう一つは、パートナー探しにあります。中国では、地元に根差したサービスが広がっており、優れた製品・技術のみで市場を席巻できる環境にはありません。現地パートナーはビジネスの成功に向け、生の知見を提供していただけるほか、日本企業では対応できない重要な業務を代わりに担います。当社は、最適なパートナー候補選定、提携に向けた交渉を支援します。結果として業務提携を実現させ、パートナーとの共創というアウトプットを創出します。

４　現地拠点設立から業務立上・実行までのサポート
日本国内の本社からディレクションと比較すると、現地法人を設立し、現地で直接ビジネスを行うことで、業務の幅、現地ネットワークの拡大といった、ビジネスの成功に向けた可能性は広がっていくでしょう。当社では、現地拠点設立に向けた手続きから対応までフルスペックでサポートし、現地設立から将来に向けたシナリオプランニング、事業計画策定などを伴走支援いたします。こうした、中国におけるビジネスのスタートダッシュを後押しすることで。現地における業務のスムーズな立上、実行まで支援します。

このように着想から成功に導くための当社独自の調査や方法論を駆使しつつ、Hands-on, Scopelessなコンサルティングサービスを提供し、顧客企業の中国におけるビジネスを支援してまいります。