製薬企業様向けデータ活用状況診断サービス
製薬企業様向けデータ活用状況診断サービス
主に製薬企業様に向けた社内データ活用の状況を診断するサービスです。製薬企業が社内に蓄積したデータを事業価値最大化のために活用(分析、示唆出しやデータに基づく意思決定、マーケティング実行等)するために必要な要素(組織、人、プロセス、ケイパビリティ等)について、現状をアセスメントし、対応すべき課題を抽出します。
データ活用は重要。一方で適切に活用できている製薬企業は多くない。
ビジネスの世界においてデータは「21世紀の石油」と呼ばれるほど企業にとって価値の源泉として大きなポテンシャルがあり、企業が活動の中で収集・蓄積したデータを活用することは競争力強化、成長にとって重要な要素の一つと言われています。これは製薬企業様にとっても同様です。製薬企業におけるバリューチェーンの中で企業活動を通じて収集される情報(例えばMR→医師への営業活動の中で収集される患者、医師、施設の属性・状態に関する情報、外部調査会社を通じて購入可能なマーケットデータ、顧客ロイヤルティ評価調査等)をいかに効率的・効果的に活用するかは、薬価改定やジェネリックの加速等様々な要因から競争激化する製薬市場の環境下での数少ない差別化余地として、製薬企業における重要経営課題の一つとなっています。
その一方、データを適切に活用できている製薬企業様は多くありません。データ活用に巨額投資されている製薬企業様でも意図したデータ活用ができないという課題感を抱えており、結果として競争力強化、成長の妨げとなっている現状が多く見られます。
参考文献 :
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/linkdata/r02_05_houkoku.pdf
まずはデータ活用のボトルネックを正確に把握し、適切なアクションを打つことが必要。
製薬企業様が適切なデータ活用を実現するには、まず活用を阻害している課題を正確に把握することが重要です。多くの製薬企業様ではデータ活用について複数の問題を抱えておりその現実を認識している一方、その問題を解消するための課題の特定にまでは至っていません。
例えば、データを活用した医師のターゲティングについて、精度の低さやかかる労力の膨大さに頭を悩ませる企業は多いですが、具体的に何が課題か(=最小労力で精度を向上させるにはどうすればいいか)について明確な解を持っている企業は極めて少ないです。またデータを活用しようと大量のKPIやダッシュボードを設定・構築したもののうまく活用できていない典型的な事例として見られますが、課題(=ビジネスインパクト最大化のためにどう適切活用すればいいか)の特定にまでは至っていません。
データ活用のためにはまず課題を特定した上で、適切なアクションの検討、実行、モニタリングのプロセスを回していく必要があります。
独自のフレームワークを用いたデータ活用状況診断で、網羅的な現状把握とボトルネックの特定を遂行。
データ活用状況診断サービス
弊社では、これまでの製薬企業様へのご支援の経験を活かし構築した活用状況診断のサービスにより、データ活用状況の現状診断、及びデータ活用に向けた課題の特定をサポートいたします。
本サービスでは製薬企業様がデータ活用する上で必須となる項目を整理したフレームワークに基づき、社内ヒアリングや調査等を通じて項目ごとにスコアリングによるアセスメントを実施し、データ活用における製薬企業としての現状、強み・弱みを明らかにします。
フレームワーク:製薬企業様がデータを最大限活用するために必須となる項目
・ビジネス目的:データを活用して何をしたいか(=ビジネス要件)が明確になっているか
・人・組織:データを活用する組織体制、組織・人のケイパビリティが備わっているか
・業務:データに基づく分析の設計と実行が可能な業務プロセスが設計・実行されているか
・データ:データが活用可能なレベル(データ種類、品質、即時性等観点)にあるか
・システム・ツール:データの活用を最大化するシステム・ツールが導入されているか
診断結果はレーダーチャート形式にて整理され報告書として納品されます。
また、診断結果において特に改善が必要とされる領域については、現状十分なレベルに至っていない課題や真因をヒアリング結果を活用した分析を通じて整理し、合わせて納品いたします。
課題を踏まえたコンサルティングサービス
また弊社では、上記活用状況診断の結果を踏まえた、課題解決に向けたコンサルティングサービスも提供可能です。(※データ活用状況診断に本サービスは含まれません)
課題の特定後には解決に向けたアクションプランの立案、実行、モニタリングが重要です。弊社では種類に応じて診断に限らず課題解決まで、上流下流問わず一気通貫でのご支援が可能です。
・データ活用戦略(Vision/Mission)の策定
・データ活用基盤ブループリント整理
・データガバナンス・マネジメントプロセス構築
・R&R再定義、組織再編、チェンジマネジメント推進
・新ツール導入プロジェクトマネジメント 等
データ活用診断、及び診断結果を踏まえたコンサルティングサービスについて興味をお持ちの製薬企業様は是非弊社までお問い合わせください。